本紙でエッセーを連載中の太宰治文学賞作家・志賀泉さんの新作『無情の神が舞い降りる』(筑摩書房)が、毎日新聞(3月14日夕刊)で紹介されるなど、注目され出しています。
加賀乙彦さんらが呼びかけ人となっての「脱原発社会を目指す文学者の会」主催による出版記念パーティーも決定し、志賀さん自身、出版後の反響に手応えを得ているそうです。
故郷・フクシマに正面から向き合った意欲作
同作は、原発事故で避難指示区域に指定された福島県南相馬市の出身である志賀さんが、真正面から原発やフクシマをテーマに描いた意欲作です。
作家自身が「これを書くために生きてきた」とまで吐露しています。
全国書店・ネット書店で販売されている同書ですが、本紙でも取り扱っています。
本紙販売分には、特典として、志賀さんのサイン入り。さらに、志賀さん手作りの「しおり」も付いています。
このしおりは、志賀さんが、日ごろ勤務する知的障がい者施設で漉いた手漉き和紙にメッセージを添えたもの。志賀さんの署名とともに、作中に蛙が登場することにちなんで、草野心平の蛙の句が書かれています。
(※編集部注 「しおり」の企画は終了していますが、地域情報として掲載を継続しています)
◆購入方法
購入希望者は、できればファクスかメールで、住所、氏名、電話番号、希望冊数を明記し、タウン通信へ。電話でも受け付けます。
受付後に本紙から書籍とコンビニ支払票を発送します。原則として返品は不可。定価の1728円で販売します。